脱・糖質制限ダイエット指導
【動けるカラダ研究所】代表の髙橋です!
体脂肪について分かりやすく解説の“第3弾”
私たちのカラダは、脂肪を燃やしてエネルギーを作り出す驚くべきメカニズムを持っています。
このプロセスを理解すると、食事や運動の重要性がより明確になります。では、この不思議な脂肪燃焼のプロセスを一緒に見ていきましょう。
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脂肪酸の旅立ち
最初に、私たちが食べた食事から得られる脂肪酸が、小さなエネルギー工場であるミトコンドリアへ運ばれます。ここで脂肪酸は「アセチルCoA」という新しい物質に変わります。この変化の過程を「ベータ酸化」と呼びます。 -
クエン酸回路の舞台
アセチルCoAは次にクエン酸回路へと進みます。この一連の化学反応では、二酸化炭素が排出され、NADHやFADH2といったエネルギーを蓄える物質が作られます。これらは後のステップで重要な役割を果たします。
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電子伝達系でのエネルギー生成
NADHとFADH2は、電子伝達系でその蓄えたエネルギーを利用して、ATPを生成します。ATPは私たちのカラダが動くための主要なエネルギー源です。
この一連のプロセスには、酸素が不可欠です。
私たちが呼吸をすることで取り入れた酸素は、電子伝達系の最終段階で使用され、水が生成されます。
このプロセス全体を「細胞呼吸」と呼び、私たちがエネルギーを得る基本的な方法の一つです。
このようにして、私たちのカラダは脂肪を燃やし、食事から得たエネルギーを日々の活動に利用しています。
食べたものがどのようにカラダを動かすエネルギーに変わるのかを知ることは、健康的なライフスタイルを送るための第一歩です。
バランスの良い食事と適度な運動を心がけ、この素晴らしいエネルギー生成プロセスを最大限に活用しましょう。