本日は、
『生卵』の摂取はどうなのか?
について。
タマゴかけご飯チョー推進派の自分ですので、
『卵』
に関してはいろいろ勉強しているところでございます!
最近読んだこの本の中の文章に
『生卵』摂取は控えるべき
的な文章がありました。
内容は…
生卵には“ビオチン”と言う名のビタミンB群を不溶にして吸収を妨げる“アビジン”が含んである。(ビオチンの吸収が出来なくなるということ)
そのため“生卵”は摂取を控えるべき
しかし、加熱することにより“アビジン”の特性を奪うので火を通したものを摂取するべき!
との内容。
ここで説明。
ビオチンは必須栄養素であるビタミンB群の1種。
不足すると主に、
ニキビやフケが出てきたり、炎症を起こしたり、うつ症状になったり
する。
さらには、
糖新生、脂質代謝、アミノ酸代謝にも関わっている。
アビジンは卵白に含まれるタンパク質
上の表現だけだと
やっぱり”生卵は摂取すべきでない!
と思うはず。
腑に落ちないためワタクシ、
お世話になっております“研究所”さまに質問させていただきました。
その答えは…
ビオチンの欠乏症は乾燥卵白200グラムを毎日取り続けた場合、7週間ほどで症状がみられるとの報告がある。
卵白200グラムは卵46個に相当
なので
ビオチン欠乏症にはまずなることはない!
とのこと。
ここで余談ですが・・・
ではなぜ『アビジン』なんていうものが卵白に存在しちゃうのかと言いますと、
そもそも鶏は我々人間に食べさせるために卵を産んでいるわけではなく、子孫を残すために産んでいるのである。
その大切な卵が細菌にやられるわけにはいかないためである。
細菌はビオチンがなければ、増えることが出来ない。殻から侵入した細菌は、卵黄のビオチンにありつこうとするが卵白を抜ける時にアビジンがくっついてくる。そのため、卵黄にたどり着いてもビオチンを利用できず細菌は増殖出来ないのである。
鶏にとってアビジンは大切な大切な武器というわけなんです。
しかしながら・・・
生卵の摂取に一つだけ注意すべきことを挙げると
日本は国土が非常に狭いため、
タマゴを生む“ニワトリ”たちが
“ギュウギュウ詰め”
で飼育されていますよね?
そうなると…
一羽が病気にかかると他の全部のニワトリたちにも感染する可能性があるわけでして…
なので、
そんなことにならないように
“抗生物質”
などを投与されることがあるそうです。
(もしかしたらタマゴに含まれる可能性もありと言うこと)
ですので“消化機能”が低下しているヒトがそのタマゴを摂取すると多少なりとも不具合が発生してしまうかもですね。
そう考えると“火を通してから食べる”は間違いないと思います。
まとめると…
タマゴはカラダに良い!は間違いないところですが、
カラダが弱っている場合は火を通して食べてくださいね!って感じになりますかね。
参考にしていただけましたら幸いでございます。