T-LABO.パーソナルトレーナーの髙橋礎(タク)です。
今日のテーマ
『人間の動作はさまざまな感覚を得て脳で統合することでパフォーマンスがアップする!』
↑ちょっと難しいテーマになります。
当スタジオでは“歩き方”の改善のためにトレッドミル(ランニングマシーン)を使用することがございます。
↑こんな感じにです。
しかしながら、
このランニングマシーン上でトレーニングするだけでパフォーマンスが上がるのか?
と問われれば、残念ながら答えは
“NO”
となります。
先程述べたようにパフォーマンスをアップさせる為には感覚を統合することが大切。
その感覚とは?
(歩くという動作からみると)
・視覚(景色が変わるなどの感覚)
・前庭覚(身体の傾きや頭が前に動いている、加速を感じるなどの感覚)
・体性感覚(足の裏の皮膚などから感じる“歩いている”“動いている”などという感覚)
の3つが上げられると思います。
そして、『歩く』という能力を上げるためにも
視覚・前庭覚・体性感覚の3つを統合することが必要!
であります。
そうなると、トレッドミル(ランニングマシーン)だけでのトレーニングを考えてみると・・・
目で見える景色は変わらないため視覚の部分が欠如するので
それだけではパフォーマンスアップには繋がらない!
と言うことになります。
結論として・・・
あくまでスタジオでのトレッドミル(ランニングマシーン)の歩行運動は『脚の運び方・足の着き方』を覚えて頂くものと捉えて
実際のパフォーマンスアップには普段の生活の中の歩行で3つの感覚を統合することが大切かなと。
*実際の指導現場でなかなか結果がでないことがあり、今回いろいろ勉強するなかで私なりに答えを導きだしました。
この考えは『歩く』だけでなくどの動作にも当てはまることだと思います。
パフォーマンスアップの際に参考にしていただけましたら幸いです。
そう考えると・・・
マッサージなどで“受けて側”が横に寝そべっているだけで“施術側”がどんなに動かして可動域を広げたとしても
根本的な解決にはならない!
と言うことになるかと。
(補助的に動きを助けるのはありですね)
感覚入力は自ら自覚し、自ら入力することが非常に大切です!
今日はこれくらいで。
ありがとうございました。