脂肪燃焼メカニズム:カラダがエネルギーを作り出す不思議

脱・糖質制限ダイエット指導

【動けるカラダ研究所】代表の髙橋です!

体脂肪について分かりやすく解説の“第3弾”

 

私たちのカラダは、脂肪を燃やしてエネルギーを作り出す驚くべきメカニズムを持っています。

このプロセスを理解すると、食事や運動の重要性がより明確になります。では、この不思議な脂肪燃焼のプロセスを一緒に見ていきましょう。

  1. 脂肪酸の旅立ち
    最初に、私たちが食べた食事から得られる脂肪酸が、小さなエネルギー工場であるミトコンドリアへ運ばれます。ここで脂肪酸は「アセチルCoA」という新しい物質に変わります。この変化の過程を「ベータ酸化」と呼びます。

  2. クエン酸回路の舞台
    アセチルCoAは次にクエン酸回路へと進みます。この一連の化学反応では、二酸化炭素が排出され、NADHやFADH2といったエネルギーを蓄える物質が作られます。これらは後のステップで重要な役割を果たします。

  3. 電子伝達系でのエネルギー生成
    NADHとFADH2は、電子伝達系でその蓄えたエネルギーを利用して、ATPを生成します。ATPは私たちのカラダが動くための主要なエネルギー源です。

この一連のプロセスには、酸素が不可欠です。

私たちが呼吸をすることで取り入れた酸素は、電子伝達系の最終段階で使用され、水が生成されます。

このプロセス全体を「細胞呼吸」と呼び、私たちがエネルギーを得る基本的な方法の一つです。

このようにして、私たちのカラダは脂肪を燃やし、食事から得たエネルギーを日々の活動に利用しています。

食べたものがどのようにカラダを動かすエネルギーに変わるのかを知ることは、健康的なライフスタイルを送るための第一歩です。

バランスの良い食事と適度な運動を心がけ、この素晴らしいエネルギー生成プロセスを最大限に活用しましょう。

プロフィール

髙橋 礎プロフィール

T-LABO代表兼パーソナルトレーナー
髙橋 礎(タク)

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