T-LABO.パーソナルトレーナーの髙橋礎(タク)です。
最近、あるトレーナーさんのSNSを拝見したところ賛同者が多かったものがありました。
全てのお客様の同じメニューを施すのはパーソナルトレーニングとは言えない!
確かに・・・
ワタクシも心から賛同いたします。
ただ、この意見に賛同と言うのが
競合店がそんなことやっているから!
と言ってそこに対しての攻撃と捉えないで欲しいと思います。
そんな安易なことではありません。
まあ多少はありますが(笑)
ただひたすら全てのお客様に
BIG3(スクワット・ベンチプレス・デッドリフト)と呼ばれる種目を指導しているスタジオがあったとします。
問題なのは、この種目を施すことではなく
お客様がこれらの種目を正確に行えるカラダの状態ではないと言うこと
が問題。
例えば・・・
猫背の人がデッドリフトを急にやれ!と言われても
正確なフォームはきっと出来ないはず。
重い重量を扱っているのであれば、
相当危険な行為
と言えます。
(椎間板ヘルニアになるなどの危険性も)
スクワットに関しても同様で、股間節が外に向けず膝が内側に入った状態でバーベルもってしゃがんだりなんかしたら膝は壊れてしまいます。
ベンチプレスにしても、胸の前側が固く肩甲骨が内側に寄らない状態(内転出来ない)さらに首が前突したままでバーベルを下ろしたりしたら・・・
考えるだけで恐ろしいですよね!
栄養に関しても、全てのお客様に『糖質制限』をさせて良いものなのか?
体調不良の方が『糖質制限』なんかしたら絶対にもっとカラダが不調になります。
血液検査などでヘモグロビン数値の低い人が効率的に脂肪燃焼が出来るカラダとは思いません。
ワタクシが思うパーソナルトレーニングとは?
まずはお客様のカラダの状況をしっかり把握すること。
骨格・筋肉の状態・栄養状態・カラダのサイズ・生活リズムなどなど。
それを踏まえて、お客様それぞれにトレーニングメニューを提供し実行する。
さらに同じ時間を共有するわけですから、お互いがやり甲斐を感じたうえでさらに楽しい空間であれば尚更良いかなと思うわけです。
だからこそ、様々なお客様に対応するためにもパーソナルトレーナーは勉強し続けなければいけないのです。
今日は短いですがこれくらいで。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。