T-LABO.パーソナルトレーナーの髙橋礎(タク)です。
今日はウエイトトレーニングでは“王道”とも言える種目
スクワット
について考えてみました。
と言うより、
スクワットで膝が痛くなるのは何故?
についてかなぁ~と。
では行ってみましょう!
スクワットの動作で必要なことは
・膝の曲げ伸ばし
・股間節の曲げ伸ばし
が大きくあげられると思います。
本日は『膝の痛み』という観点からみて行くので膝の動きについて考えてみますね。
膝が曲がる
時に脚の骨はどんな動きをしているでしょうか?
膝の上にある骨(大腿骨)は外側に回るように動きます(外旋)
膝の下側にある骨(脛骨)は内側に回ります(内旋)
簡単に言えば
脚の上と下の骨が回旋しながら膝は曲がっていますよ!
って話であります。
股関節の動きについては
スクワットで深くしゃがみ込めば込むほど外側に回旋していきます。
(バレリーナが脚を上げるとき外側からあげることやヤンキーがヤンキー座りするとき脚が外に開くのはそのことからも分かりますね!)
では、スクワットで深くしゃがみ込むとなぜ『膝痛』が起きるのでしょうか?
スクワットは当たり前ですが
足の裏を地面につけて行います。
専門用語では『CKC(クローズドキネティックチェーン)』なんて言われますね。
じゃあ実際にやってみても頭の中で思い浮かべても良いですが
スクワットで深くしゃがみこむと股関節は先程述べたように『外側に開く』
大腿骨は『外側に回っていく』
のですが
足の裏を地面に付けた状態では
下腿(膝から下)は固定されて動けません!
そのことにより
膝に大きな“ねじれ”が生じて負担がかかり『痛み』などが起きるんです!
と言うことは冒頭の女性のスクワットの状態や
こんな感じ↓
で深くしゃがみ込むときっと膝に負担がかかるでしょう!
じゃぁどうすれば??
ってことになりますが
足幅が狭い場合のスクワットは深くしゃがみ込まず浅い状態で行うこと。
当たり前と言えば当たり前ですが、運動選手などがパフォーマンスアップするトレーニングなどは競技特性に合わせてやる場合はあるのかなと。
深くしゃがみ込むスクワットを行う場合は
股間節を大きく開いて
さらにつま先はもっと開いて
行うと良いかなと思います!
そうすると、
深くしゃがみ込んだ時に、膝に負担がかからずつま先と膝が同じ方向を向いているかと思います。
こんな感じ↓
よく言われる『ワイドスクワット』の体勢です!
スクワットで痛みが起きる方の少しでも参考になれば幸いです。
本日もありがとうございました!