“団体レッスンはしないのですか?”
↑良く聞かれます。
以前は団体レッスンをやっていた時期もありました。
しかし、これからは団体レッスンはやらないつもりです。
簡単に言いますと、
団体レッスンで思うような結果をなかなか出せないのはなぜなんだろう?
って悩んだとき、
やっぱり人間のカラダを変化させるには、
一対一のパーソナルトレーニングでなければ厳しい!
って強く感じたから。
では、
なぜ“一対一”のパーソナルトレーニングが大切なのか?
ワタクシの本心を書いてみたいと思います。
お客様の“お身体”は“十人十色”
当たり前ですが、お一人お一人違いがあります。
ですので、全ての方が同じ運動が出来るとは限りません。
一番前で頑張っている女性とその他の女性では、明らかにカラダの反り具合(背骨の伸展)に違いがあります。
で、
一番左側の黒のウェアの方は、
膝が内側に入って上半身は右側に倒れそうなのを、左のお腹の筋肉で踏ん張って支えているようにもみえます。
一番右側の白のウェアの方は、股関節の伸展(脚を後側に伸ばすこと)が苦手?みたいです。
もしかしたら、
一番前の女性に関しては、腰椎(背骨の腰の部分)が正常な可動域を超えてしまっているのかもしれません。
(実際は違うかもしれませんが)
この一枚の写真をみるだけでも上のようにお一人お一人違いがあるのです。
次に・・・
“あなた“もご存知とは思いますが、
人間の背骨はこんな感じになってます↓
レントゲンで見るとこんな感じ↓
そして、
正常な背骨の反り(伸展域)には、指標としてこれぐらいの可動があると言われています↓
例えばまた先程の写真。
背骨の一部が歪んでいて正常な可動がない人が、一番前の人のように
“無理矢理”反ってしまうことはどうなのでしょうか?
ではちょっとだけ専門知識…
人間の関節には“靭帯”が付着しています(よく巷では“スジ”といわれるやつ)
靭帯とは?
靭帯(じんたい、羅: ligamentum; 英: ligament)は、強靭な結合組織の短い束で、骨と骨を繋ぎ関節を形作る。主成分は長いコラーゲンの繊維である。靭帯には関節の可動域を制限する働きもある。なお、骨と骨格筋を繋ぐのは靱帯ではなく腱である。なお、靭帯に関する学問は「靭帯学」(syndesmology)である。
関節包靭帯は関節包の一部となって関節を包み、機械的な強度を増すのに役立っている。関節包外靭帯は骨と骨の剥離を防ぎ、関節を安定させる役割を持っている。
靭帯には若干の弾性があり、張力がかかると次第に伸びていく。脱臼した場合、できるだけ早期に整復する必要があるのは、一つにはこのためである。治療が遅れると靭帯が伸び過ぎ、関節の強度が落ち、習慣的な脱臼の元になる。
↑ウィキペディアより抜粋
動いてない関節の代償で違う関節が“過剰”に動いたとしたらどうでしょう…
おそらく、
正常な靭帯は伸びてしまい
“組織の破壊”
という切ない結末を予想できるのではないでしょうか?
こんなことが起きてしまっては大変です!!
(例えて言うなら、放課後の掃除をサボっている奴がいて、真面目な人が毎日毎日二人分働いて、最後はイライラ、ストレスが大爆発して壊れて暴力ふるってしまうみたいな…)
結論として・・・
ワタクシの考えでは、
団体レッスンでは、お一人お一人のカラダのクセを見抜いて改善するのは
“不可能”
かなって(少なくとも今のワタクシでは)
これが、
ワタクシが団体レッスンをせずに、
一対一でお客様と向き合う
“パーソナルトレーニング”
を選んで指導させていただいている理由なんです。
なんとなく、ご理解いただけましたでしょうか?